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レンジフードからゴキブリ!どこから侵入⁉

リフォームされたお部屋に入ると設備やクロスが新しく、新築の様に見えますが、
天井裏や床下のインフラ部分は交換されず既存のままで、お掃除もされていません。
東京都目黒区で築39年のマンションの換気改善を行ないました。【換気の改善記事】

既存ダクトの清掃と排気口キャップの交換、追い焚き配管洗浄を同時作業しました。

レンジダクト清掃

排気口キャップの不良

レンジフードからゴキブリが出たらしく、「ダクトに巣が在るのでは?」とご心配されていましたが、

排気口キャップには虫の侵入を防ぐ防虫網が付いているのですが、故意に破られています。
よくある事なんですが、お料理の油が排気されると網に当たり、網目を塞いで排気されなくなるので10年位でお掃除が必要なんですが、排気口フードはボンドで固定されているので脱着が容易では有りません。
どの時点で誰が行ったかは判りませんが、安直に網を破って排気を確保したのでしょう。
レンジフードはお料理の時しか回さないので、停止している間は無視は入り放題になる事を
考えなかったのでしょう。ダクト清掃では排気口を外すので、新しい物に交換しました。

ダクト清掃

ダクト管自体は4年前のリノベーション工事で新設されていましたが、壁厚内のスリーブ管は手付かずなので
汚れています。
錆が目立ちますが、コンクリートに埋まっているので交換が不可ですが表面錆びだけなので支障が無いので
錆止めを施しました。

浴室・トイレのダクト清掃

浴室、トイレもリノベーションでダクトは新設されていますが排気の本管は外壁に貫通しているので既存のままです。

リフォームで換気扇や接続ダクトを新しくしても排気口が既存のままで目詰まりしていては排気がされません。

ボンドで固定されているのでぼんどを切ってキャップを丸洗いして、ボンド付けで戻します。
防虫網は10年位で目詰まりをするので清掃が必要です。
大規模修繕の時に高ボンドの打ち替えやキャップの交換をする建物もありますが
基本的にはダクト清掃も同時に必要です。

浴室ダクトは1mほどの長さなので、リノベーション時に届く所まではホコリの除去をした様ですがリセットされたわけでは無いので取り残しがあります。旧トイレダクトは今回は、給気ダクトに変更するので汚れとニオイの除去と除菌は必要です。

給気にしろ、排気もダクト内にホコリや湿気が通過するのでカビが発生するのは宿命ですが、耐久性防カビコートを塗布するので安心です。

追い焚き配管洗浄

隠蔽された配管で最も気にしなければならないのがお風呂の追い焚き配管です。
床下やコンクリートに埋まっているので容易に交換が出来ないので殆どが既存のままです。

新湯を湯張りしても、よく見れば汚れが浮いています。

39年前は追い焚き機能は無かったので、20年以内に配管工事はされているのですが、少なくとも前入居者さんが住んでいた4年分の汚れが溜まっています。

クリーニングでは金網フィルターすら外さない事もあるので注意しなければなりません。

リフォームやクリーニングがされている安心感で何の疑いも無く湯張りして入っているお風呂のお湯がこんなに汚れているとは衝撃ですね!
中古物件にご入居される時は換気ダクト追い焚き配管に注意が必要です‼

 



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