ブログ
5.192020
レンジフードを掃除しても油臭が漏れてくる
レンジフードのお掃除は大変です、金網フィルターやシロッコファンは定期的にお掃除していますが、
フード内部や本格的なお掃除はようにクリーニング業者に頼らなければなりませんが、ニオイや油ダレは
クリーニング業者さんで改善するお掃除は出来ません。
見た目のお掃除はどこの業者さんでもキレイにするのは当たり前ですが、換気機能の改善回復には
至らないのはなぜでしょう?
4/11 東京都八王子市で築13年の戸建てのレンジダクト清掃を行いました。
年末に業者さんに依頼してクリーニングをしているのですが10年を過ぎると
クリーニングをいて頂いてもキッチンに立つとレンジフードから油臭が漏れ臭う様になり、最近ではリビング中に
漂うようになり鼻に付く様になり、レンジフードの交換を検討されている相談を受けました。
目次
レンジフードの清掃範囲は?
一般的なクリーニングでの清掃範囲はフード内、整流版、金網フィルター、シロッコファンが対象で、
ファンが収まっているケーシングの見える所まで清掃する業者さんも最近では増えましたが基本的には触りません。
ケーシングからシロッコファンを外して見える所のクリーニングでは表面上だけで仕上がり重視です。
ケーシング内の底部に油溜まりをこそいだ跡が解かる様に部分的に手を付けた感じで、未清掃部分から
油が流れて再溜まりになっています。
フードが有ると覗き込む事が無いのでケーシング内部の仕上がり確認が出来ないので清掃しなくてもバレません。
レンジフードの奥はどうなっているの?
レンジフードで煙や油を吸ってどこに排気されているのか、考える方は殆どいませんが
フードの上部幕板の裏側に排気ダクト管で室外に排気されています。
ココからはダクト清掃の分野になるので一般のハウスクリーニング業者さんでは未開の地になります。
ケーシングとダクトの接続部に逆風ボウシダンパーがあり、逆風をふせ防ぐ蓋です。
換気ダクトは筒浄の管で換気扇を回すと排気への一方送風ですが、止めている間はただのトンネルなので
気密性の高い住宅では給気に変わるので逆風になります。
油臭の原因
レンジフードをお掃除してもフードの奥に油が残っていると逆風が油の付着した箇所を通ってくるので
ニオイも戻って来る道理になります。
逆風防止ダンパーは写真でも判る様に、閉じていても完全密閉ではないので隙間から漏れています。
レンジフードを交換すれば逆風防止ダンパーが付属されているので匂いの半分は改善されますが、
排気ダクト管はレンジフードと分野が分かれるので残り、ニオイの改善には至りません。
フードメーカー、工事店に相談されてもダクトの清掃や交換の提案が出されないので無駄な交換工事
をされている方が大半です。
そもそも、油の通り道を清掃すれば良いのですが、入口のフードしか目視しないのでニオイや油ダレ、
吸込み不足の改善には入口から出口までキレイにしないと改善には至らないと言うことです。
ダクト清掃
排気口、ダクト管の清掃は一般のハウスクリーニング業者さんではメニューに有りません。
油はや煙はダクトを通って排気管ガラリから排気されるのでこの部分はされていないの通常は
メンテナンスされないので築年数分の汚れが蓄積しています。
ケーシングに付着した油は気温で油が緩み底に溜まり、ファンが水車の様にすくって逆風防止ダンパーやダクト管、
排気口へと油を運び最終的に外壁を汚します。
逆風はこの油溜まりを戻って来るのでニオイが戻るのは当然です。
洗浄後、組み立ててお客様にレンジフードの前に立って確認をして頂きました、「無臭です!」
戸建てのレンジダクトは短いので油を溜めるほどの長さが無いので7~10年位でニオイや油ダレ、吸込み不良の症状が現れます。
レンジフードのクリーニングや交換もありですが、同時にダクト管の清掃が必要です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
Copyright © グリーンサービス
この記事へのコメントはありません。