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24時間換気の排気口の壁がススで汚れる-part1-

24時間換気システムで窓の開閉をせずに換気がされている便利さは無意識とは言え重宝されていますが、
便利な反面どうしても生じる副作用メンテナンスの必要は欠かせません。
その必要性は、主要駅周辺や幹線道路沿いの立地環境では早い期間に訪れます。

東京都江東区で築8年のマンションに24時間換気のダクト清掃を行ってきました。
幹線道路が交差する角に建っていて交通至便な反面、空気環境は良くは有りません。

ご入居されて2ヶ月で、購入するときは気にしなかったベランダの外壁が特に換気口周りがススで黒く汚れています。
マンション全体がそうなんですが、外から観ると各戸で汚れの度合いが違うのに気付き清掃のご依頼です。

換気ダクトの清掃

見た目はすごい汚れではありませんがススは換気ダクトを通って排気されているので清掃は必要です。

カバーに付着していたスス粒やダクト管も清掃後はサッパリしました。

浴室の天井裏に24時間換気の中間ファン(集中換気扇)が設置されていて、そこからダクト管を外しての清掃です。

トイレ・洗面の吸込みガラリの内側にはフィルターが装備されていますが、何時の物だろう?
フィルターが目詰まりして換気されていなければ、フィルターの汚れ=お部屋の空気になるので
床にはススが落ちやすくなります。
排気ダクトは浴室からの湿気も混じってカビススで汚れています。

ガラリフィルターは手持ちの物を装着し、各所ダクトも抗菌防カビコート剤を塗布して仕上げています。

24時間換気扇の分解清掃(中間ファン)

24時間換気は浴室側の暖房乾燥機と換気扇が天井裏でユニットで接続されています。
換気ユニットを分離し、降ろしての分解です。

換気扇の内部はススカビが堆積していて、これがそのまま排気されるので外壁が汚れる訳ですよね。

24時間換気の心臓部がキレイになり抗菌防カビ剤を塗布しているので、吐き出される空気もクリーンです。

換気扇の構造

換気扇は汚れた空気を集めて排気するので汚れが溜まる場所なので一番汚れるのは当たり前なのですが、
ススやホコリはケースの下側から入って上部のファンで排気口へ排出されますが、浴室からの湯気も入ってくるので
湿気を含んだホコリは下に溜まってカビで黒団子状になり、ファンの風でゴロゴロ転がり粉で排気されるので
外壁はより煤けてしまいます。

これは24時間換気システムの宿命なので防ぎ様が有りません。

対 策

新築時や清掃後のキレイな状態で、各所の吸込み口に市販のフィルターをして定期的な交換と、
給気口(窓際)のメンテナンスは必須です。
換気扇や乾燥機の分解清掃は3~5年に1回、ダクト管は7~10年に1回の清掃も必要なメンテナンスです。
続き⇒乾燥機の分解清掃ー

 



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