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換気ダクトの清掃方法の違い

実は、3ヵ月前に他の業者さんでダクト清掃をしていました⁉
東京都文京区で築7年のマンションに換気ダクトの清掃を行いました。
「化学物質過敏症」の方で給気口とダクトの清掃が依頼でしたが、ダクト清掃に関しては情報が薄いので
どこも同じかと思っていたそうですが、当社の作業と説明を見聞きされて「全然違う!」との事。
アレルギーで洗剤にも神経質になっているのに、その対応をしてくれる業者が居無かったのです。
なので、洗剤臭や刺激臭の無い
・給気口清掃で使用した「アレルギーの方にも安心な洗剤」
・風呂釜配管洗浄で使用した「人体に無害な洗浄剤」
で、再度換気ダクトの清掃をして欲しいとのご希望です。

ダクト清掃方法

住居用ダクトの清掃方法は大きく二通りで、
吹飛ばし
ブロアーや送風機でホコリを吹き飛ばす方法
拭取り
バフィング、ブラッシングによる拭取り
ですが、⓵では大きな塊は除去出来てもカビや、こびり付いた付着は除去出来ないので除菌も不可能です。
⓶は拭取りや薬剤の塗布では問題有りませんが、均一性には乏しいです。
今回はアレルギー対策なので第三の方法「ミスト工法」でコーティングを行いました。

ミスト工法

超微細ミストの霧膜でダクト内部を均一に定着することが出来ます。
耐久性抗菌・防カビ剤は速乾性でニオイ有り(作業中のみ)と無臭の水溶性で、
お客様のご希望で「無臭水溶性」を噴霧しました。

通状のバフィングでピア剤で拭き上げ、最後に無臭水溶性の抗菌・防カビ剤を噴霧します。</span >
本来はつ不織布ダクトに用いる工法ですが、化学物質過敏症の方では幾重にも予防策が必要なので‼

ダクト清掃

レンジダクト

ベランダの排気口フードの外観は掃除をした様子は伺えません?どうやって清掃したのだろう??

前入居者さんは事務所使用だったそうで、元々が汚れていなかったのか、それでも掃除の形跡が有りません。

普通に清掃すればキレイになるので・・・やっていなかったのでしょうね。

前業者さんの方法は吹飛ばし清掃なので、見た目はキレイに見えますが・・・

拭取り清掃をすると油で汚れていました。

浴室、トイレ、洗面ダクト

浴室からの排気口もキャップにはホコリが絡まり、ダクトも拭いた形跡が有りません。指で擦ると良くわかります。

そもそも、清掃方法が違うので仕方がありませんが、依頼内容を考慮すればお粗末と言うしか有りません。

トイレと洗面の換気吸込みですが、ガラリはキレイですが外した元は脱着した形跡が無く、ブロアーでの吹飛ばし清掃ですね。

もう明らかに清掃が甘いですね、3ヶ月で付くほこりでは有りませんから。
これではアレルゲン物質や雑菌類に困っている方からすると論外です。

この写真はお客様に報告でお見せしたら「やっぱり!前回の清掃後も体調に良い変化が無かった筈だ」と。

換気扇の分解清掃(中間ファン)

入居前のリフォームで浴室の換気扇(中間ファン)は交換されていましたが、ダクトの清掃が甘かったので
交換されたばかりの新しい換気扇がダクト内に残っていたホコリで汚染されています。
通常なら気にしないのでしょうが、アレルギーの方には許せない光景です。

まるで1~2年使った汚れになっています。

今回は耐久性防カビ剤の塗布は施していないので、次回は短いスパンでの清掃になります。
防カビ剤は塗布中は独特なニオイがしますが、乾けば無害無臭ですがこんかいのお客様はNGでした。
ですが、今回の清掃ヵ所には極めて安全な除菌防汚洗剤を使用しているので、ご希望には適ったと思います。

アフター

当方が推奨する換気は清掃後に吸込みガラリに市販のフィルターをする事です。
そうする事で、ダクトや換気扇内部へのよごれの侵入を防ぐので、排気自体がクリーンになり、
給気にもクリーンな循環が望めます。

今回のお客様は妥協を許さず納得するまで業者を変えて比較が出来ましたが、コストが高くつくので
普通は出来ませんが、お客様曰く「説明」「作業」「写真」「道具」「洗剤」「コンセプト」が
別次元だったそうです。
アレルギーでお困りの方からの換気環境のご相談は年々増えていて、換気環境の改善が急務が叫ばれています。
【給気口清掃の記事はこちら】
【追い焚き配管洗浄の記事はこちら】

 

 



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