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4.42017
逆風で換気扇やダクト内のホコリが落ちてくる
6/13 相模原市で築8年のマンションに24時間換気とダクトの清掃を行ってきました。
リフォーム済みのマンションに引っ越したのですが、洗面所とトイレの換気グリルから
ゴミが落ちてくる、とのご依頼です。
目次
ホコリの原因
お伺いした時は、コンビニの袋で落ちてくるゴミを受けていました。
吸込み口カバーにはフィルターが有るので、ダクト内のゴミがダイレクトに
落ちて来ることは少ないのですが、フィルターの裏表の両方にホコリが付着していました。
本来、換気扇はホコリや湿気を逃がすため一方通行のはずですが、
実は換気扇を止めていると、給気に変わります。
特にマンションの場合は、陰圧になるため上層階になるほど大きくなります。
換気扇は一体型の「TOTO三乾王」で排気口から逆風で吹き込んできます。
24時間換気なのですが、空室期間は止まっていたので
逆風で、ダクトや換気扇に溜まっていた8年分のホコリが吹き込んで来たのと
フィルターが未清掃という事も併せて「ゴミが落ちてきた」のでしょう。
トイレ、洗面所は天井の吸込みガラリの奥を撮った写真で、排気ダクトは外壁の排気口からの写真です。
上写真は換気扇側に接続されているダクトを外した状態です。
フィルターが有っても日常のお掃除をしていなかったりすると、
8年でも汚れが溜まって、これが逆風で戻ってきます。
クリーンな排気
24時間換気扇は浴室の点検口からアプローチします
曲がりくねったダクト管も
フレキシブルシャフトで貫通掃除が出来ます!
換気とは、「汚れた空気を排出し」「きれいな空気を給入」が同時で行う事です。
排気管がキレイであれば、逆風があっても吹き込むほこりが無い状態が望ましいです。
その為には、吸込み口のお掃除とダクトの清掃が必要です。
吸込みガラリに市販のフィルターをセットしておけばダクト内のホコリの侵入も防げます。
TOTO三乾王の分解清掃
24時間換気システム本体を降ろして完全分解します。
三乾王を外した後に残るのは、ダクトとの接続部分で
ここに「逆風防止ダンパー」と言う蓋があるのですが、完全密閉でなく少しの隙間(遊び)が
逆風を完全には防げません。
この部分のお掃除ができる業者さんはなかなか居ないですね!
何故ならば、ダクト清掃専門業者さんは乾燥機の分解が出来ず
クリーニング業者さんはダクト清掃が出来ないからです。
TOTO 三乾王はファンが上下2層になっていて、上部のファンは上から外すしか方法が無いのです
接続部のダンパーもは点検を兼ねての清掃が必要で、本体側とダクト側の両方からの清掃が肝心です。
熱交換器の電熱部は小さいので、ホコリが溜まると効率が極端に落ち、異臭の原因になっています。
換気ファンにはホコリとカビが溜まっています。
洗浄してキレイになったところで、耐久性防カビコートで仕上げるのですが
このコート剤は帯電防止効果で「付着臭やカビ」を防ぐ効果が有ります。
そもそも汚れない環境作り
汚れた所をお掃除すれば綺麗になるのは当たり前の作業です。
洗剤を使えば、落ちない汚れは殆んどないでしょう。
強い洗剤で研磨剤入りのスポンジでゴシゴシしたり、
また、逆に安価を求めて「目立つ汚れ」だけ除去しても
その場しのぎの清掃方法では、すぐに汚れやカビは戻ってきます。
換気システムのお掃除は、そもそも汚れない環境にするのが目的で、
お掃除はその前段階なのです。
仕上げのコート剤を塗布するための汚れ除去がお掃除で、
お掃除が目的で終了してはいけないと思っています。
クリーンになった環境を維持するための日常のメンテナンスや
正しい換気の仕方をアドバイスして作業完了としています。
換気システムの清掃はお任せ下さい!
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