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2.132016
追炊きの温度が上がらない3っの理由
お湯張り自動の時はリモコン表示通りの温度で、時間が経つと温度が下がっている!
若しくは、追炊きをしても温度が上がらない!
ガス屋さん、メーカーに修理依頼しても異常なし?ジャバして下さいと言われます。
目次
温度の上がらない3つの理由(機器不良以外)
その⓵ 追炊き配管の汚れ(給湯器内)
浴槽から冷めたお湯が給湯器で温め直されて
戻っていきます。
給湯器内の配管は熱伝導の高い銅管を使用しています。
配管がバイオフィルムや湯あかが付着していると、
汚れの層により熱伝導が悪くなり、浴槽から来た
「ぬるいお湯」は 効率よく再加熱が出来なくなります。
その⓶ 追炊き配管の汚れ詰り(給湯器~浴槽)
設定温度に温め直したお湯は、時間と湯量で計算されますが、
配管が汚れで狭くなると、お湯を送る時間が長くなり
センサーが誤計算されたりします。(詰りが酷いとエラーが出ます)
その⓷ 循環器周辺の汚れ
一つ穴用追炊き循環金具には吸い口と湯出し口があり、
ぬるいお湯を吸い込む口が汚れで塞がってしまうと
お湯が循環しにくく、追炊きしても温度は上がりにくくなります。
湯出し口に汚れが詰まると、温め直したお湯が渋滞してセンサーが
設定温度に到達したと誤認します。
金具廻りが汚れていると、その汚れが循環して、吸い口・吐湯口・配管内
をまた汚して悪循環です。
金具廻りはフィルターをマメに掃除し、
金具は外すと戻せなくなるので、念入りにブラッシング掃除
を怠らない様にしましょう。
対処法
市販の洗浄剤
代表的な「ジャバ」や酸素系漂白剤等は除菌が目的なので、投入しても極一部の汚れしか除去しません。
排水管用の「パイプクリーン」を使用する方もいますが、危険なのでやめた方がいいです。
*洗剤が濯ぎきれないので。
メーカー、ガス屋さん
給湯器のメーカーさんやガス屋さんは、機器の修理は出来ても配管は管轄外の為、
対処出来ません。
「酸素系漂白剤」(ジャバの主成分)で洗浄するか、「ジャバ」して下さいと言われてしまいます。
業者による洗浄
専門業者または、ハウスクリーニング会社さんに行き当たるのですが、
洗浄法に大きな違いがあるので注意しなければなりません。
ハウスクリーニング会社
大手のお掃除会社さんなどでは単独のメニューは無く、浴室清掃のオプションとして行っています。
ただし、洗浄法は「酸素系漂白剤」を投入する「ジャバ」スタイルで¥5,000~
が一般的です。
専門業者
専門業者さんでも洗浄方法に違いがあって、効果にも差が出ます。
1、機械を使った洗浄
2、洗浄剤での洗浄
3、上記の両方
効 果
今回のケースでの洗浄方法は、配管内部の汚れの除去による温度回復が目的なので、
除菌目的の「ジャバスタイル」では改善しないでしょう。
専門業者による機械頼みの洗浄方法も汚れの取れ方が一定ではないので不安は残ります。
また、洗浄剤にも「劇薬」を使用する業者さんも居て、機器や人体の影響が心配です。
使用する洗浄剤の安全性や、知識と技術が伴えば除菌も含めて有効でしょう。
各戸で給湯器や配管の設置状況も異なるので、幾つかの洗浄法が出来る業者が理想です。
まとめ
配管内の洗浄は特殊洗浄になるので、一般的なお掃除屋さんではメニューに無いか、
「ジャバ」系の洗浄剤を持ってきても効果は得られません。
専門店には類似作業の経験と結果を参考に!
汚れを溜めて、詰まる前に定期的な風呂釜配管洗浄が必要です。
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