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お風呂の浴槽エプロンを外したらカビが生えている

お風呂の浴槽のエプロン内部の汚れが気になるけれど、「お掃除が出来ないしても限界がある」と悩まれている方は多いですね。
そもそも、浴槽のエプロンって何であるの?と思ってしまいます。

浴槽の設置方法には大きく分けて2通り

⓵ユニットの一体型やタイルの組み込みタイプ
⓶ユニットの据え置きタイプ
になっていて、それぞれに良い面と悪い面があるので、検証していきましょう。

⓵タイルの組み込みタイプ

タイルパネルでエプロンは有るのですがシリコンボンドやモルタルで固めているので、基本的には脱着が困難になっていますが、お湯やゴミが内部に侵入していかないので清掃の必要が有りません。
(左写真のタイプは側溝で繋がっている為内部は汚れます)

ユニット一体型タイプは浴室全体で一つの箱になっているのでエプロンが無かったり、内部が空洞になっていて汚れることが有りません。

側板(エプロン)に点検口が有り、開けると内部は土台になっています。
一体型や組み込みタイプは内部が汚れず日常のお掃除の必要が無いメリットがありますが、浴槽や循環金具の交換が必要な時(水漏れ)は大変です。

⓶ユニットの据え置きタイプ

浴槽を置いているだけなので、浴槽や循環金具の交換が容易な反面、裏側は汚れ易い構造になっています。

据え置きタイプは防水パンの上に浴槽を置いているので浴槽と壁の隙間にお湯やゴミが侵入しない様にボンドゴムで塞いでいたり、隙間が空いたままになっています。

浴槽と壁の隙間を埋めていても浴槽の残り湯を排水すると、排水口内の排水が追いつかずに床に溢れ出てプール状になるので、お湯だけが排水されて髪の毛や湯垢が残り溜ってしまいます。
定期的にエプロン内の清掃が必要で、放って置くとカビが繁殖して悪臭や小バエの産卵場所になって不衛生です。

エプロン内浴槽裏の清掃

東京都渋谷区で浴槽を外しての洗浄を行いました。1年前にお掃除業者さんに洗浄をして貰ったそうですが
エプロンを外して清掃をしても、左右の壁側にしか隙間は無く、奥や一番汚れている浴槽下は何の道具も入らないので困難を極めます。
お掃除屋さんにお願いをしてもエアコン用の洗浄機で洗浄はしても圧が届かないので見える所だけがキレイになり、肝心なところは汚れが残ったままです。

浴槽が据わったままなので、洗浄が当たっていない所はカビが繁殖しています。

隅々まで手洗いをするので「極上手洗い洗車」みたいな感じです。

浴槽の真下や手前の立ち上がり部、目地などは洗浄が届かないし擦れないので汚れは残ったままで、カビは繁殖し続けています。

エプロン内、浴槽裏の清掃方法

残念ながら、ご自身での清掃には限界があり新築やリフォーム時に一体型を選択するしか有りません。
しかし、浴槽が外せるタイプなら丸洗いが出来るし、特殊高圧洗浄方法もあるので諦めることは有りません。
洗浄後に耐久性防カビコートを施せば3~5年はカビを防げます。
但し、どこのお掃除業者さんでも出来る作業ではないので、ご依頼前に確認は必要です。



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