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24時間換気扇の音がうるさい原因と対策

24時間換気扇は常時、家中の空気を換気している機器でダクト管により室外へ排気されています。
換気扇の送風音が気になる、うるさい場合の原因は何でしょう?
ファンが回っているので音源はモーターやファンと言った換気扇本体からですが、その症状に至る原因は
他にあります。

原 因

・メンテナンス不足
・ダクト管や排気口
・給気不足
・初期設定
・ファンの破損
・機器の寿命

メンテナンス不足

換気扇は汚れた空気やホコリ、湿気を逃すために機器なので換気扇内部は当然ながらホコリが溜まります。
それを防ぐフィルターがパネルに装着されていますが、そのフィルターや吸込み口は定期的なお掃除が
必要で、「フィルターは月1回の清掃が必要」と表示されています。

怠ると、ファンにホコリが付着して遠心力は弱まりモーターに負荷が掛かるので異音が出たり、
ホコリが排気の邪魔をして風が籠った音が出ます。
また、フィルターが詰まった状態だと吸込みが出来ないので「吸おう吸おう」と負荷が掛かり
掃除機の吸い口を塞ぐと音が大きくなるのと同じ症状になります。

ダクト管や排気口

ホコリは吸込み口から換気扇、ダクト管を通って排気口へ抜けるので、ダクト管にホコリが蓄積され排気口も
塞がれてしまい、出口を失った風は戻って風がぶつかり風音となります。
ぶつかった風音が振動になると轟音となり天井裏で響き渡ります。

給気不足

換気は排気と同時に給気を行って換気になるので、ファンが回っているだけでは勢いよく排気はされません。
表現として、給気をせずに排気だけをすると部屋中の空気が無くなり窒息しますよね!
気密性の高い住宅では給気口で外気を取り入れていますが、給気口を閉じていたり内部のフィルターや室外側の
網が詰まっていると開けていても空気は入って来ません。
陰圧になり換気力が失われるので、出そうとする音だけが響きます。

初期設定

新築や機器の交換をされた時の換気扇はメーカーさんで出荷じの初期設定が中レベルになっています。
お部屋の広さは約70㎡の想定の様ですが、ダクト管や換気環境、間取りは考慮されていません。
例えば25㎡のワンルームでも製品は同じなので中レベルでもお部屋中に強風が吹いている感覚や音がします。
製品によっては「強・弱」切換えが無く、常時換気か一時止めしか無くリモコン上の表示では調整が出来ません
が、殆どの製品は設定の変更が可能になっているのですが操作は裏メニューになっています。

ファンの破損

24時間換気扇には乾燥暖房機との一体型(電熱式)、セパレート型(ガス給湯式)がありますが、ファンの形状や耐久性は異なるので
負荷や異物接触によって羽根が欠損したり変形によりバランスが崩れてブレた回転をすると振動音を発します。
【事例の記事はこちら】

機器の寿命

15年以上の使用は経年劣化や前述したお掃除不足で負荷が掛かりモーターが疲弊して機械音が出ている様なら交換のサインです。

対 策

日常からマメなフィルター掃除や市販の不織布フィルターでガードをしているのが理想ですが、
音が出ている時点で、吸込み口~換気扇~ダクト管~排気口のお掃除が必要です

3~5年に1度分解清掃で負荷となるホコリの除去とトイレや洗面からの異物やダンパーの点検を同時に行えます。

設定が原因の場合は「設定の変更が説明書類に記載されています。
(裏メニューの場合はメーカーサイトのダウンロードで)
機器の寿命は部品もしくは本体の交換にはなりますが、換気扇の交換が必要な場合は
ダクト管や排気口も経年汚れになっているので同時の清掃が必要です。

 



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