ブログ
1.302019
お風呂に入ると痒くなる~賃貸アパートのお風呂の配管は雑菌だらけ⁉
1/28 千葉県松戸市で築31年の賃貸アパートにお風呂の配管洗浄を行ってきました。
昨年の12月に引越してきた初日の湯張りで浴槽一面に黒いカス、ゴミ?が出て
お風呂に入れなかったそうです。
翌日から、管理会社さんに連絡をして何度もやり取りをしたのですが結果的に未対応のままで、
取敢えずご自身で「ジャバ」を3回行ってゴミカスが目立たなくなったので入浴をしたのですが、
体中が痒くて皮膚科のお世話になってしまい、堪らずご相談頂きました。
目次
風呂釜配管洗浄
洗浄前の確認
洗浄をする前に汚れの確認のため湯張りをしたのですが、湯アカが確認出来ます。
お湯を張ってライトで照らさないと、見た目では分かり難いので見落としがちになります。
循環金具
循環金具(グレー)の表側、吸込み口には汚れが絡んでいて、
裏側は両方にねっとりと湯アカが付着しています。
元(黒)の周りも同じく湯アカが残っています。
循環金具は湯張りにしろ、追炊きにしてもお湯の出入り口なので最も汚れる部分です。
ですが、日常のお手入れではフィールターは外せますが写真のグレーと黒の部分は固定されている上に、
覗き込まないと見えずらい位置にあるので、手付かずになってしまいます。
配管内の汚れ
お客様が「ジャバ3回もしたのに~」にも拘らず、こんなに汚れが残っています。
しかも、見ず知らずの前入居者さんたちの身体から出た老廃物が・・・⁉
配管内面に膜として付着しているので、お湯は湯垢のトンネルを通って出てくるので
実際には写真のお風呂に入っている事になるので、身体が痒くなるのも頷けますよね!
翌日にお電話をいただき、「昨夜、一ヶ月ぶりにお湯を貯めて入浴して全然平気です!!!」と、喜んでいました。
黒いカスの正体と原因?
黒いカス
洗浄の前後で確認した汚れは半透明や乳白色、薄茶色ですが、お客様が最初に目撃したのは「黒いカス」、
どちらも正体は同じで湯垢です。
汚れの表面上は乾燥による酸化で黒く変色した汚れが最初に出て、
ジャバや洗浄剤の一部は「酸素系漂白剤」なので、汚れを掻き出されると白くなります。
原 因
では、何故入居のタイミングで出て来たのでしょうか?
お風呂の配管は湯張りの時と、追炊きとの管が共用しているため、追炊きで汚れたお湯が
通る時に湯垢が配管内面に膜として付着して追炊きの度に堆積します。
これは何処のお風呂も追い焚き機能があれば同じです。
賃貸の場合、退室してリフォームと募集期間で長期空室になると
配管に残ったお湯は干上がり、表面が酸化して黒くなり、汚れがの膜が
「日焼けの皮」の様に剝れるおので、お湯を通した時に一気に流出されるからです。
痒みの原因
雑菌の残留
配管内に汚れが残っていれば、雑菌も残っています。
体調や個人差はありますが、雑菌のに負ければ痒みや被れといった症状は出るでしょう。
そこで疑問が・・・
「ジャバ」で除菌したのに・・・?
「ジャバ」の効果は?
確かに「ジャバ」は除菌が目的なので、菌は居ないのではと思われますが、
「月1ジャバ」のフレーズ通り毎月洗浄していれば菌の繁殖は抑えられるのでしょうが、
堆積した汚れは膜(バイオフィルム)状になっているので、「ジャバ」の洗浄法で除菌剤が浸透するのでしょうか?
表面の除菌は出来ても初期膜までは浸透していなければ、お湯が通した事で繁殖しているのではないでしょうか。
対 策
配管内に残った雑菌は湯垢汚れごと除去しなければなりません。
「風呂釜洗いジャバ」のSCジョンソン社もプロによる風呂釜配管洗浄を推奨しています。
賃貸物件の場合は特に、前入居者さんの得体のしれない菌が放置されているのが現状です。
管理会社さん、大家さんもお風呂の配管には意識が無く、
退室クリーニング時ではガスが閉栓されているのでクリーニングの対象外になっているのが殆どです。
今回のお客様は「痒み」の症状でしたが、配管内に潜む雑菌群には、
レジオネラ属菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌、カビ菌種(水虫菌、爪白癬菌)・・・etcと
皮膚や気管のトラブルに見舞われる前に、
プロによる風呂釜配管洗浄が最も効果的な対策です。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
Copyright © グリーンサービス
この記事へのコメントはありません。