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3.52019
引越し先の浴室の「におい」の原因は?
都営住宅に引越すのですがお部屋はクリーニング済みでそれなりにお掃除はされていますが、
お風呂の浴槽辺りのカビ臭が気になり再清掃を申し出たのですが「これ以上のクリーニングは出来ません」と
返されたそうです。
確かに浴室全体はクリーニングされていてみためはキレイでニオイが無ければ違和感はありませんが、
浴室の扉を開けるとニオイが鼻につきます。臭いは生活を始めても消えませんからきついですね。
目次
「におい」の原因
クリーニング済みの浴室でニオイを発する原因場所は
・浴槽裏
・お風呂の配管(追い焚き配管)
・換気扇
・排水口
の4ヵ所が考えられます。
賃貸や分譲でも、交換リフォーム以外はほぼ手付かずの状態です。
退室クリーニングではお掃除しない場所の浴槽裏洗浄と防カビ施工・追い焚き配管洗浄・換気扇の分解清掃
を行いました。
浴槽をひっくり返して丸洗い
浴槽はステンレスなので水垢が目立ち、重いのでエプロンを外した形跡は有りません。
排水口のトラップも外しての清掃はしていますが表面のよごれを洗い流した程度です。
エプロンは水垢の除去をして裏側には防カビ剤を塗布し、排水トラップの錆汚れもキレイニ落ちました。
退室クリーニングでは見える所しかキレイニしませんから仕方が有りません。
浴槽裏には保温ウレタンが施されていますが、底部や壁際の縁にはカビが繁殖していて、排水ホースには髪の毛ヘドロがこってりと・・・。
長年の放置でシミにはなっていますがカビやヘドロは洗浄して防カビコートでニオイを寄せ付けません。
ニオイの大元で浴槽があった場所だけがカビで汚れています。
梅雨時になるとこの汚れにコバエが発生してたまごを産み付けるので衛生的にも良くありません。
当り前の事なんですが、浴槽が据わっている状況では汚れが黙視できないので「衛生的に」という発想は出ませんから。
まるで新築の輝きですね!退室クリーニングでは全体をお掃除しなければならないので、この様な作業は出来ません。
スポットクリーニングだからこそ成せる業です。
耐久性防カビ施工
賃貸ですが最低でも2年は住むのと、毎日使う場所なのでカビを防ぎたいとのご希望なので、
浴槽廻りを防カビ施工します。
使用した防カビ剤は水廻りにも耐久性のある溶剤で乾けば臭いも無く無害なもので、
最低でも3年はカビが発生しません。
追い焚き配管洗浄
浴槽への配管は、新しい湯張りも追い焚きも配管は共用しています。
給湯器内に切換え弁があり追い焚き時は一本で吸上げてもう一本で戻ってくる一方通行ですが、
新しい湯張り時には両方の配管で通ってきます。つまり、新しいお湯も汚れた配管を通って出ると言うことです。
体が入ったお湯には皮脂や汗などの老廃物が混ざっています。そのお湯が通った配管にはその汚れが付着して
雑菌が繁殖するので、ニオイも発生して湯気が全体を覆います。
未だ入浴していないのが幸いで、知らなければこのお湯に浸かるのと同じですから
見知らぬ人の菌と自分の肌が触れ合う・・・気持ち悪いですよね。
換気扇の分解清掃
換気扇はカバーは清掃されていますが内部は手付かずが暗黙の了解になっています。
内見時や生活をされていてもカバーを外す機会がないので気付かないでしょうけれど・・・
換気扇は回していると排気で一方通行と思われますが、止めると逆に外から入ってきます。
ホコリがたまっていればホコリが降り、写真の様にかびが繁殖していればカビのシャワーを浴びることになりますよ‼
清掃の1週間誤に引越されて「ニオイが全然しません!」とご連絡を頂きました。
せっかく、クリーニング済みの浴室なのに換気扇が原因でカビだらけになったらシャレになりません。
気付いた方だけが免れるカビ地獄、体調にも影響を及ぼしかねませんから怖いですね。
生活をしていれば必ず汚れる場所なので新生活のタイミングでリセットする必要が有ります。
管理会社さんで対応してくれれば良いのですが、管理業界での風潮は・・・。
浴室のニオイやカビでのお困りはご相談ください。
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