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マンション換気ダクトの清掃、引越し先の洗面の換気ガラリからゴミが降る

3/9 東京都墨田区で築12年のマンションに24時間換気とダクトの清掃を行ってきました。
中古マンションでリフォームとクリーニングは売主側で完了していたのですが、
洗面所の天井換気ガラリ(カバー)からゴミ(ホコリ)が降ってきて困っている
   とのご相談で、その他のメンテナンスも含めてのご依頼です。

 

クリーニングでは吸込みカバー(ガラリ)までしか、お掃除は出来ません。その他のカ所も見える範囲の
お掃除で、場合によっては外せる物も外さずに仕上げる業者さんもいます。

中古物件の場合、現況有姿優先で引き渡し後の清掃不良は買主負担と言われますが、
見えない設備のメンテナンスは落とし穴ですね。

レンジダクトの清掃

レンジフードは交換済みで新品ですが、ここが落とし穴で煙や油が排気されるのはリビングの先のバルコニーで、
内見時にはチェックしない場所ですね。

この状態で換気扇を使用すると、夏場には垂れている油が溶けて飛散し、
油臭も降りかかり洗濯物や床を汚してしまいます。

フィルターの装着やお料理の頻度にも拠りますが、10年を経過すると通常は汚れています。
煙は逃しても、油は極力ブロックしましょう。
その為には、金網フィルターに市販の不織布フィルターを装着し定期的に交換するのが
良いでしょう!

浴室・洗面・トイレの換気ダクトの清掃

ご依頼のきっかけとなった換気ダクト

12年分のいて、溜っていたホコリが換気を妨げ、逆風で落ちて来ます。
また、ホコリに湿気が含まれるとカビが発生し、トイレはペーパーの粉なのでダニの棲み処になっています。

お部屋の汚れた空気を排出するための換気管なので、汚れる前提の設備ですので、
当然メンテナンスが必要です。

換気扇ユニットからダクト管を外した吸込み部には「これでもか」と言うほどのホコリが塞いでいます。
洗面と浴室は湿気を含むので黒っぽくカビています。
トイレはペーパー粉が舞うので、ドアの開閉の度に降ってきます。

24時間換気システム

換気扇ユニト(中間ファン)分解清掃

 

24時間換気システムから換気ユニットを分離して 降ろします。

右写真はダクト管を吊っているボルトが外れています。 勾配が変わると、水滴が溜まって水溜りになります。天井裏の不備はこういう機会でないと発見されません。

部屋中のホコリや汚染物質と湿気によるカビが集中するファンは目詰まりして、換気力が弱く換気量も低減し、
汚染物質は滞留して湿気が逃げずカビが繁殖します。

換気扇が汚れたまま使用すると、排気された細菌が排気口下の給気口や開口部から再侵入し、
居室空間が交差点より悪い環境にもなります。
クリーンな排気をする環境が重要です!

乾燥暖房ユニットの分解清掃

浴室内の湿気を排出するため、直接ユ湯気にさらされています。

 

換気の時は湯気を吸い上げて換気扇ユニットへの一方通行ですが、乾燥・暖房・涼風は
浴室内の空気を循環させるので、内部のホコリや湯気が雑巾の様な汚臭と共に
カビのシャワーを浴びています。

 

熱交換器はホコリで目詰まりし、温風が出づらくなっています。衣類が乾きにくいのはそのせいです。

熱交換器とファンは取り外しての洗浄後は汚臭も無く、速やかな温風が出て来ました。

メンテナンスの必要性 

今や、浴室乾燥機は当たり前の様に設備品になっていますが、
空調換気設備は目に見えない働きをしています。

それは体感で得られるもので、それが故に機器の不調不良は身体にに直接的に
影響を及ぼします。
機器のお掃除はその場で綺麗になりますが、一旦崩した体調はなかなか元には戻りません。
そうなる前のメンテナンスが重要です。
現代病とも言える『過敏性肺炎』『アトピー性皮膚炎』などは空調や換気環境によるハウスダストやカビが原因とされています。特に、小さなお子様が居るご家庭では心掛けたいものです。

換気環境の改善清掃メニュー

 



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