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10.282017
換気扇(レンジフード)が換気しない⁉煙が戻ってくる!
10/27 横浜市都筑区で築20年のマンションにレンジフードの清掃を行ってきました。
賃貸マンションで入居して4年ですが、1年前から換気扇を回しても排気されず
お料理の煙が蔓延して困っていましたが、3~4日で直ったりの繰り返しだったそうです。
10日前位から全くダメで、「どうも上の蓋らしきものが開いていない」と言うことで、
お掃除屋さん数件に問い合わせたのですが、「クリーニングでは改善しません」との返事
ばかりで藁にも縋る思いでのご依頼です。
目次
レンジフードが換気(排気)しない原因
換気扇を回しても排気されない原因は2つ
①排気口が塞がっている(油ホコリ)
②逆風防止ダンパーが開かない
原因はファンの上にある蓋、逆風防止ダンパーが開かないので煙は二にブロックされて
台所中に撹拌されたのです。
本来なら、ダクト清掃の範囲なのですが賃貸でそこまで費用が出せないと言うことで
レンジフード+逆風防止ダンパーの清掃になりました。
写真左が逆風防止ダンパー(蓋)で、写真中はダンパーの軸、写真右は二が閉じた時のストッパーです。
蓋がと言うより軸とストッパーが油で固着して動作しなくなります。
蓋が閉まった状態だとファンで排気しようとしても出ることが出来ずファンで台所に撒きリビングや各部屋までも煙と臭いを運んでいきますね。
ファンが入っているケーシング(カタツムリ型)も油が飛ばされて底部(写真中)は油溜まりが出来ています。ここの除去も同時にしないと改善はしません。
・入居されて4年、油料理はあまりしていないので「油ドロドロ」ではありませんが
ファンやケーシングは入居時の清掃が甘かった様です。
・ダクト清掃とセット場合だとケーシングを外すので、よりキレイになるのですが・・・。
ファンは賃貸で退室の度に削られて錆々になっています(しょうがないですね)。
ケーシング内の油を除去した物ですが、最近では大手のお掃除屋さんもケーシング内を触る様になってきましたが、必ずではないので注意が必要です。
その要因
①排気口が塞がっている
換気扇に吸われた煙や油は天井裏の排気管(ダクト管)を通って、バルコニーや廊下の
外へ排気されるのですが、排気口には防虫網やガラリが有ってそこに油やホコリが付着
して蓄積するので、油の壁となり何年かすると塞がれてしまいます。
②ファンの上の蓋(逆風防止ダンパー)が開かない
ファンと排気管の間にある蓋「逆風防止ダンパー」は2点軸で装着されています。
ファンが回ると風圧で開き、止めると閉まります。
閉まる時に「ストッパー」に当たって止まります。
逆風防止ダンパーは換気扇が止まっている間は排気管が給気に変わるので、外気が
油臭と共に入って来るのを阻止するための蓋なのです。
長年のお料理の油に晒されて2点軸とストッパーが固着して動かなくなります。
夏場は気温が高いので油が緩み、可動しますが、冬場の気温が低いと油は固まってしまいます。
ファンを収納している「ケーシング」はファンの遠心力で飛ばされた油が底に溜まっていきます。
溜まった油は風圧で上へ上へと排気口に向かって押し出されていくので①②の元の原因なっているのです。
クリーニング業者では改善されません
換気されないのは「換気扇内部が油溜まり」⇒「お掃除屋さん」となりがちですが、
一般のお掃除業者さん、大手ハウスクリーニング業者さんでは作業範囲外です。
一般的にはケーシングや排気口を外してのお掃除はしてもらえず
ましてや、排気管(ダクト管)となると皆無な状況です。
レンジフード+ケーシング・逆風防止ダンパー・ダクト管・排気口まで一貫清掃が重要です。
理想の改善方法はレンジフード+ダクト清掃セットで換気が蘇ります。
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