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浴室リフォームで換気扇の交換をしたらダクトの清掃も必要

6/11横浜市青葉区で築37年のマンションに浴室のダクト清掃を行ってきました。
浴室のリフォームで換気扇も新しくしたら、「白い粉が落ちてくる」
リフォーム店さんからのご依頼です。

逆風でダクト内のホコリが落ちてくる

 

工事が終わって1週間で新しい換気扇の内側に白い粉が目立ちます。
入浴中や後は換気扇を回していると、そうでも無いが
止めると浴室内が白い粉だらけになるそうです。

工事店さんも???で、管理会社さんに相談したのですが、出口(排気口)が詰まっているのではと
指摘され外して確認しましたが、異常なしとのことです。
Q:「工事で外した時にダクト管を確認しましたか?」
A: 「換気扇とダクト本管を繋ぐフレキシブル管は交換している」
Q: 「本管は?」
A: 「?・・・」

ダクト内部には37年分のホコりが溜まっています。

ダクト内のホコリ

築年数では24時間換気法の適用外で、換気扇は入り切りスイッチでの操作のため
「入」で排気ですが、「切」にすると逆に外気が入り給気になります。
ダクト管内のホコリは37年かけて溜まったものですから、交換する前の換気扇も
それなりのホコリが詰まっていたでしょう。

交換前では羽根にホコリが堆積して排気もされていなければ、逆風も遮っていたので吹出されることは
無かったのでしょうけれど、新品に交換されたら遮るホコリが無いので、逆風で戻ったホコリは浴室内に
撒き散らされます。
ホコリの塊の上面を削って粉塵になるので、換気扇側に付いている逆風防止ダンパーの隙間を通って
吹戻り、これが原因になっているのです。

換気扇の交換はダクトの清掃も必要

リフォーム等で換気扇の交換をする際に、必ずダクト管をはずすので
ホコリが溜まっているか工事の方に確認してもらいましょう!

換気扇の交換や、浴室リフォームだと10年以上は経っているので
通常ではホコリやカビが溜まっているはずですから、清掃は必須です。

長い期間をかけて溜まったホコリは換気扇とダクトに同じ様に蓄積して換気力が弱まっていくのですが、換気扇を交換すると換気力が強くなるので、ダクト内のホコリが排気口に溜まるか換気扇側に吹き戻されるので、換気扇に繫がっているダクト管もキレイに空っぽの状態にリセットをするのが大事です。

ダクト清掃は認知度が低く、管理会社さんやリフォーム店さんでも知らないので黙視する方が大半です。
そもそも、清掃業者も清掃方法もご存じないので、ダクト管が汚れ・詰りが有ったとしても
施主さんに報告できないのが現状です。

直接的に見ることが無い場所故に、経年劣化で必ず訪れる機器の交換時に
現状を見た方ご報告するのが一番の近道かと思います。

間違った見識

お客様からよく聞く話ですが、
メーカーさんや管理会社さんの点検で、換気設備の話が出ると
排気管が汚れていても、一方通行でましてや給気管ではないので清掃の必要はない。
と説明された方が結構居られます。
これは言葉尻や機器の能力では間違っていませんが、設備の一環の流れで説明すると
素人的な発想としか言いようが有りません。

ホコリや湿気を逃すための設備で、強制的に行う為に換気扇を設置し
戸建てであればダイレクトに外壁に出ていますが、マンションでは各所が部屋中に位置するので
必ず、管で繋がっています。
吸込み口 → (ダクト管)中間ファン(ダクト管)→ 排気口
1ヵ所が汚れていていれば全体が汚れるのはとうぜんの事なのです。

この理屈を知らないリフォーム店、工事店さんが一般的で、
ダクト管がホコリやカビが溜まったまま工事完了するので怖いですね。

ダクト管、換気システムが気になる方は調査致しますのでお問合せ下さい。

 

 

 

 



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