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お風呂がクサイ、お湯を溜めると臭いがする⁉

相模原市で築22年の賃貸マンションの浴槽ひっくり返し洗浄を行いました。
先月に引越してきて、お風呂に入ると「ドブくさ~い臭い」がして入浴出来ません。
お風呂大好き2才のお子様も湯舟を嫌がりシャワーしか使えず困っています。
管理会社さんに相談をしたら、エプロン裏が原因かもしれないので「高圧洗浄」を
して頂いたのですが全く改善せず、管理会社さんからのご相談です。

臭いの源は?

浴室の臭いの要因は幾つか有ります、
1、お湯その物が汚れている
2、浴槽裏のヘドロ
3、壁、天井のカビや湯垢
4、換気不良、乾燥機内部のカビ
5、排水口

大きくは上記5項目ですが、根源は⓵のお湯その物が汚れていれば雑菌だらけで臭いを発します。
その湯気が壁や天井、換気扇に乾燥機、浴槽裏と排水口へと流れるので最終的には全てに当てはまってしまうのです。
今回は入居前のクリーニングをしているので⓵⓶の提案で様子を見る事にしました。

エプロン裏高圧洗浄

退室クリーニンゲでは一般的にエプロン裏は対象外なので、エプロンを外しても浴槽周りは手を着けれませんし、清掃したとしても手の届く処が限度です。
上記写真では高圧洗浄後なんですが、パッと見キレイニ見えますが数日の汚れとは思えない汚れですね。

真上から見ると浴槽と壁に大きな隙間があり、除くと底にはヘドロが溜まっています。
中央写真の白い浴槽受け具が見えているのは浴槽が外れていて、その隙間から臭いが漏れているのでしょう。
どの時点で外れた、外したのかは不明ですが入居した時点ではこの状態だったそうです。

浴槽ひっくり返し洗浄

臭いの原因

浴槽の下廻りには髪の毛とヘドロが・・・・!
右写真の浴槽下でも解る様に、高圧洗浄では両サイドと手前しか洗浄できておらず
洗浄は2割程度で22年分のヘドロが残っていれば、隙間が有ろうと無かろうと
臭いや虫は湧きます。

浴槽と床の隙間は手や道具が入らないので一般的な高圧洗浄機でも汚れを除去することが出来ません。

洗浄

洗浄後はカビや髪の毛ヘドロを除去してキレイさっぱりです!

奥や隅々まで手洗い洗浄するので、臭いの元を根こそぎ除去し臭いは無くなります。

浴槽裏の汚れの原因

入浴後のお湯を排水すると、排水口からお湯が溢れたり排水ホースが無くダイレクトに床へ流れたりしてエプロン内の床はプール状になります。
その後、お湯だけが排水されて湯あかや髪の毛は床に取り残されてヘドロ化して臭いを発したり、チョウバエが卵を産み付けます。
エプロン裏は湿気が逃げないので陽区槽裏や壁は当然、カビが発生してしまいます。

ヘドロが溜まると堰となり、どんどん溜まっていくので3~5年を目安に浴槽を外してヘドロ堰の除去と1年に一度の高圧洗浄(ヘドロの堰を築かせないため)をしていれば塊りにはならずに済みます。
【浴槽まるごと洗浄】 【エプロン裏特殊高圧洗浄】

追い焚き配管洗浄

風呂釜は現代の給湯器のことを言い、追炊き配管は温め直しの給湯器への「往き」管と浴槽に「戻り」管の
2本ですが、じゃあ湯張りの新しいお湯はどこから?
答えはその2本の追い焚き配管を共用しているのです。

入浴したお湯は身体から出た皮脂や汗が混ざっているので汚れていて、そのお湯が配管を通れば配管が汚れるのは言うまでも有りませんが、汚れが雑菌になり湯気に混ざって臭いになります。

なので湯張りをすると、新しいお湯に汚れが浮いているのは配管に付着している湯あかです。

お湯の出入りする循環金具は排水後は空気に触れているので汚れが酸化して茶色の湯垢が目立ちます。

循環口、金具が汚れを溜める場所になっているのでお湯が出る度に汚れを連れて出ます。

この汚れ=雑菌が臭いの根源になっているのですが、何年も住んでいると臭いに慣れて「家のニオイ」になってしまうので、居住者は気付かないばあいが多いです。
今回は引越して来て他人のニオイに気付き、2才と新生児が居られるので雑菌が口や肺に入ると何の悪さ
するかが不安ですね。

洗浄後のお湯は無味無臭でお子様も安心して入浴出来ます。
ニオイがきっかけにはなりますが、引越しの新居では前入居者さんの汚れ=雑菌が隠れています
隠蔽部分は確認が出来ないので、汚れの有無にかかわらず「浴槽裏洗浄」と追い焚き配管洗浄」
は必須です。

 

 



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