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2.242020
ジャグジー洗浄 エアーブローバスから黒い汚れカスが出る~ホテル編~
神奈川県横須賀市のリゾートホテルにてジャグジーバスの配管洗浄を行いました。
正式にはTOTO「エアーブローバス」下から気泡がブクブク出るタイプで、「ジャグジー」はメーカー名ですが
「ジャグジー」が一般呼称かされているので以後ジャグジーと記します。
宿泊者様より、「ジャグジーをONすると黒い汚れが出る」とご指摘でTOTOさんに診てもらったのですが、
修理メンテナンスはは出来ても清掃メンテナンスはメーカーさんでは行っておりません。
なので、洗浄業者を探していたのですが、バス配管洗浄業者が殆ど無く、見つけても
「ジェットバスには対応していてもジャグジー、下からの気泡バスには対応していない」との返事だったそうです。
目次
エアーブローの仕組み
エアーブローバスはジェットバスや追い焚きの様にお湯を循環させるのとは異なり、エアー管からエアーを
噴出させているので循環はせず水流も必要有りません。
エアーブローバスの特徴は「気泡で身体を包みこむ」なので、水中のエアーは下から真上に浮いていくので、
ジェットではなく泡だけだと噴出口は下(底)から出さないといけないのです。
もしも側面に噴出口が有れば浴槽縁だけに泡が出て、中央部はただのお風呂になってしまい、
勢いを足せばジェットバスになります。
汚れの原因
黒い汚れはエアー管に付着した湯垢が酸化してカスとなって出ています。
でも、お湯を循環させていないのになぜエアー管に湯垢が付くのでしょう?
それは、エアー噴出口が底に有るので、入浴後の汚れたお湯がエアー管に流れ込むので、エアー管内は
追炊き配管と同様に汚れたお湯がで浸っています。1日置けば管内のお湯も蒸発し残った湯垢が層となり、
日焼けの皮の様にめくれて出て来るのです。
ジェットバスにしろジャグジーも人間洗濯機の如く、浴槽内で身体を揉まれているので皮脂や老廃物は
数倍になるのは言うまでも有りません。
洗浄とメンテナンス
洗浄
洗浄のご依頼を頂く前に何度か「ジャバ」もされたのですが効果は無かったそうです。
そもそも「ジャバ」は除菌が目的で汚れを掻き出す物では有りませんから!
ジャグジーは外部からの配管で洗浄剤を入れる所が無く、噴射口は極小の穴しかないので通常では洗浄剤は投入出来ません。
お湯を張った状態ではすでにお湯が入っているので洗浄剤を溶かしても循環する訳ではないので無意味です。
洗浄にはエアー管内部に洗浄剤を直接投入して撹拌させることが必須で、専門業者による技術と道具が必要なのは当然です。
日常メンテナンス
黙っていても汚れは付いてしまいます。
では、汚れを付き難くするには日常的に行われる事として、
1、入浴後はその日の内に排水
2、スイッチの「掃除」を行う
3、排水後に噴出口が浸る位にお湯を貯めジャグジーON
4、排水後に空ジャグジーを数秒
*2の「掃除」機能が無ければ 4、を。
「掃除」機能も空ジャグジーもエアー管に残ったお湯を吐き出してくれます。
ジェットバス、ジャグジーは通常の浴槽よりも多くのお湯が出入りするので、噴射口・噴気孔・吸込み口などの箇所に汚れが溜まり易くなるので、日常メンテナンスに加え1年に1回は専門業者による洗浄が必要です。
汚れが出る前の洗浄が大事で、汚れが出る様になってからの洗浄は1日では終わらないことも有ります。
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