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換気管の汚れ、水回りのリフォームで教えて貰えない落とし穴

お風呂、洗面、トイレ、キッチンのリフォームやリノベーション物件では見る物全てが新しくなり
なにを疑うことも無いはずですが、実は隠れた落とし穴があるのです。

古くなった浴室やレンジフードを解体すると残るのは給湯管と排水管に換気管ですが、
給湯や水道管が汚れることは無いし、排水管は定期的に洗浄されているので、交換はされないし
しなくても良いでしょう。
でも換気管は天井裏に設置されていてスケルトンでもない限りは交換されません。
しかも排気管はホコリ湿気を通すので内部はカビホコリで詰り汚れています。
工事業者さんは解体するときに排気管を分離するので内部を目視していますが、
汚れていようが詰まっていようと工事外なので報告すらされません。

そんなリフォーム後の生活はトラブルが多く、発見と改善までの道のりは短くは有りません。
リフォーム店の担当の方が排気管(ダクト)の汚れに気付き相談された件です。

天井裏のダクト

築26年のマンションで水廻りリフォームの解体中でした。

キッチンや浴室、洗面は解体されて配線とダクト管が、トイレは換気扇は既存で残っていました。

浴室には新たに乾燥換気扇が設置する予定です。
といれの換気扇は2室換気扇で1本は洗面所でもう一本は排気でベランダに向かっています。
廊下の辺りで浴室ダクトとトイレダクトがT字型ダクトで合流しています。
レンジダクトは1本単体でベランダに走っています。

レンジダクトの清掃

レンジダクトの内部は油カスが転がっていて新しいレンジフードが設置されると油カスはススとなって
バルコニーから放出されます。
一気に出ればガラリに引っ掛かり詰まってしまい、そうで無ければコロコロ転がって粉状で排出されるので、
洗濯物に降ってしまい、どちらにしてもダメですね!

ダクト内は油で変色はしていますが、油とカス、ニオイを除去しました。
リフォームのメニューに有れば必要性に気付くのですが、指摘される方が居ないので隠れたトラブル
見舞われる場所です。

浴室・洗面・トイレダクトの清掃

浴室ダクトは湯気直が直接に当たるのでホコリが黒くカビています。
トイレダクトはトイレットペーパーの繊維ホコリでダクト管の地肌が見えないほどに溜まっています。
浴室、トイレの換気扇を止めると、これらのホコリやカビが給気となって降り落ちてくるので、
浴室はカビが生えやすく、トイレに入るとクシャミや咳が止まりません。

ダクトの汚れは完全に詰まっている訳ではないですが、蓄積していくと往きバル真志喜に詰まるまでは
時間の問題です。

排気口はベランダに出ているので浴室やトイレから吹き出されるカビやホコリは洗濯物に降りかかり
また、各室の給気口から戻ってしまいダストスパイラルでアレルギーの原因にもなります。

排気口ガラリの羽根は下向きになっているので吹出すカビが目立ち、裏側にはクモの巣まで見えます。

排気口は窓の上に設置されているので普段は視野に入って来ず、意識しないですが清掃の前後を見比べれば
汚れがはっきりと判ります。

換気扇の分解清掃

トイレの2室換気扇のファンはホコリが詰まって20%程度の換気力しか無く、ファンは回っているだけで殆んど換気はできていなかったでしょう。

浴室はユニットなので、リフォームと同時に換気扇もセットになっていますが、トイレの場合は便器、壁、床と
単体なので、交換する以外は表面のクリーニングだけで終わり、内部の清掃は指摘もなければ清掃もされないのが
リフォームの落とし穴とも言えますね。

露出している換気扇は交換の提案はされますが、天井裏に隠蔽された中間ファンや、換気管(ダクト)の清掃は
依頼される方は元より工事店さんも認知が低いので黙止されがちな場所です。
折角のリフォームで快適な生活が、カビハウスダスト地獄にならない様に隠蔽設備にもめを向けて下さい。
リフォームでは換気扇の分解清掃・ダクトの清掃も必要です。

 



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